
【解説】Calendly(カレンドリー)の使い方|料金や機能の日本語版ガイド|日程調整ツール
最近はリモートワークやビデオ会議なども増え、日程調整をしなければならない場面が増えてきています。
特にクライアントワークをする上で日程調整は欠かせません。その都度メールのやり取りを行ったり、予定を仮押さえしたり、カレンダーに入力したり…日程を調整するだけで一苦労ですね。
そのような面倒な作業は、全て日程調整ツールに任せてみてはいかがでしょうか?
今回は数ある日程調整ツールのなかの1つ、Calendly(カレンドリー)を紹介します。まだ日本ではあまり知られていませんが、その使いやすさから世界中に多くのユーザーがいるとても人気の高いサービスです。
この記事では、Calendly(カレンドリー)の使い方をはじめ、特徴、機能、料金などを徹底的に解説していきます。
Calendly(カレンドリー)の使用を検討している人、自分に合う日程調整アプリを探している人はぜひ参考にしてみてください。
Calendly(カレンドリーとは)
「Calendly」は米国アトランタに本社を置く、Calendly(カレンドリー)社が2013年から提供している世界中で利用されている日程調整ツールです。世界では1,000万人のユーザーが使用し、Dropboxやebayなどの世界的企業も導入しています。
「Calendly」の特徴は何と言っても高機能のサービスが無料で簡単に始められることです。Google、Microsoft、Apple(iCloud)のカレンダー連携ができる予約受付型の日程調整ツールとして着実にユーザーを伸ばしてきています。
Calendlyの特徴
Calendlyは4つの調整シーンに対応しており、StripeやTypeformと言った外部サービスとの統合バリエーションも豊富です。
特徴1:4つの日程調整シーン

One-on-One → 1:1の調整
Group → 1:複数人の調整
Collective → 招待した人に自分が提示した都合の良い時間帯から選んでもらう
RoundRobin → 指定したスケジュールに応じて最適な担当者が割り当てられる
特徴2:連携できるサービスが豊富
Google、Microsoft、Appleカレンダーと同期してダブルブッキングを防ぐ
Stripe、PayPal連携で予約受付ページでのカード決済を実現する
Zoom、Google Meet、Teams、GoToMeeting等との連携でWeb会議をスムーズに行う
外部サービスと連携することで使い方の幅が広がり、もっと便利になります。

特徴3:日本語には未対応
Calendlyは今のところ日本語には対応していません。(2022年6月現在)
しかし、操作画面は直感的でわかりやすいため、一度使い方を覚えてしまえば簡単に利用することができます。また、海外のクライアントや企業と日程を調整するには、うってつけのツールです。
Calendlyの料金体系
Calendlyは個人/法人共通で基本無料で利用できます。ただし、一部の機能を利用するには有料のプランを検討する必要があります。
Calendlyの料金体系は、基本的に以下の4つです。
Basic (ベーシック) 無料
Essencials (エッセンシャル) $8 / 月額 / 1人あたり
Professional (プロフェッショナル) $12 / 月額 / 1人あたり
Teams (チーム) $16 / 月額 / 1人あたり
無料の場合は、作成できる調整ページが1つまでとなっており、複数人調整ができないなどの制限がかかってきます。
無料プランがおすすめの方
基本的な日程調整だけしたい
カレンダーは複数連携できなくてもいい
有料プランがおすすめの方
ワンタイム投票調整やテキスト通知など、もっと充実した機能を使いたい!という方は有料プランをぜひ検討してみてください。
詳しい機能の比較は以下を参考にしてください。

Calendly for mobile
Calendlyはモバイル版にも対応しています。iOS、Android両方に対応していますので、お手持ちのスマートフォンからどこにいても日程調整をすることができます。
モバイル版の詳しい使用方法は、こちらを参考にしてください(Calendly公式サイト/ 英語)
Carendlyの使い方、設定方法
続いてCalendlyの無料プランに登録し、実際に使い方を見てみましょう!
事前にGoogleアカウントやZoomアカウントなど、自分が連携したい外部サービスのアカウントを作成しておくことをおすすめします。
それではまず新規登録・ログインしてみます。
1. Calendlyトップページにアクセス
画面右上の「Get Started」をクリックします。または、画面左下の「Enter Your Email」に自分の登録したいメールアドレスを入力して「Sign Up」をクリックします。

2. 登録したいメールアドレスを入力
ここで、自身の持っているGoogleアカウントまたはMicrosoftアカウントと連携させたい場合は下のボタンをクリックして登録を進めてください。

3. Googleカレンダーへのアクセス権を許可
今回はGoogleでサインアップします。

4. URLのベースとなる部分を設定
Calendlyで調整ページを作って調整したい相手に共有する際に使用するURLのベースを作成します。URL自体は調整ページによって毎回変わりますが、ベースの部分は同じままになるのでわかりやすい文字にしておくと共有する際楽になります。後から変更可能です。
例)Calendly.com/sample-url/tyousei1
(ここでいう下線の部分です。右側は都度設定します。)

設定ができたら、「Continue」を押して次に進みます。
5. カレンダーの詳細設定
この画面では以下の2つをそれぞれ設定できます。
①どのカレンダーの空き時間を確認するか
②確定した予定をどのカレンダーに追加するか
特に変更がない場合はそのまま「Continue」をクリックします。

6. 対応可能な時間を設定

7. 用途を選択→「Finish」

以上でユーザー登録は完了です。
続いて実際にCalendlyを使って日程調整をしてみましょう。
実際に日程調整をしてみる
日程調整ページを作成
ユーザ登録が完了したら実際に日程調整ページを作ってみましょう!
1. ホーム右上の「+Create」をクリックし、「Event type」を選択

2. 調整したいシーンを設定(今回は例として、One-on-Oneタイプを選択)

3. イベント名、場所、調整相手へのメッセージ、リンクなどを設定
場所はどこで(何を使って)行うのかを選びます。
Calendlyでは、対面、電話、zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webex、Go To Meeting 、Custom、Ask inviteeから選べます。

4. 日程調整したい時間帯、前後のバッファーなどを指定

Date range:日付の範囲。いつまでに日程調整を行うのかを指定します。
Duration:時間。何分、何時間の予定なのかを指定します。(最大12時間)
5. 調整ページ作成完了
「Next」をクリックして、このような画面が出たら調整ページの作成は完了です。
あとはURLをコピーして日程調整したい相手に共有するだけです。

相手側の日程調整手順
共有したURLを相手が開くと、このような画面が現れます。
自分が提案した日程の中から、調整相手が都合の良い時間帯を選択できるようになっています。

都合の良い日程を選択すると、名前、メールアドレス、日程調整ページを作成した相手へのメッセージを入力するページに移動します。

「Schedule Event」をクリックすると、このような画面が出てきます。
相手側の操作は以上になります。これで日程が調整されました。

まとめ
以上Calendlyの使い方や特徴の紹介でした。
Calendlyはさまざまなシーンに応じて日程調整ができ、外部機能との連携も豊富に揃えられているのでとても高機能な日程調整ツールといえます。
ただし、日本語に対応していないので、日本語のサービスを利用したいという方には向いていないかもしれません。言語のデメリット以上に使い方が非常にシンプルでわかりやすいので、一度覚えてしまえば十分利用することが可能です。
Calendlyを使うことでこれまで日程調整に費やしていた時間を大幅に削減できるうえ、自分にも相手にもストレスフリーな調整を実現できます。